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2010年8月25日 (水)

女子学園 ヤバい卒業

1970年12月15日に劇場公開された、『女子学園 ヤバい卒業』を観ました。

(同時上映は、大映制作の『新・高校生ブルース』)

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ココ最近、どういうわけか当ブログに『女子学園 悪い遊び』という検索ワードで来られる方が非常に多いんですよね。

試しに同ワードでググってみたら、何と当ブログがトップに挙げられているではありませんか。

そうだったのかーと思うと同時に、女子学園シリーズをそんなに注目している人が多いのか?とも思った次第。

そんな中、チャンネルnecoにて、女子学園シリーズ第二作目である『女子学園 ヤバい卒業』が放送されました。

劇場公開日を見ると、前作からわずか一ヶ月の間隔で公開されているんですよね。

ソレだけ今シリーズは当時の日活に期待を懸けられていたってことでしょうが、結局日活は路線変更せざるをならない状況に追い込まれてしまいます。

今作の監督は『反逆のメロディー』の澤田幸弘なので、コレはスゴいアクションが期待出来るのかと思いきや・・・。

舞台はまたまた白ユリ学園です。

高等部の女子生徒が乱交パーティーに参加した模様がデカデカと掲載されてしまい、こりゃあイカンと校内の規律をシッカリせねばと粛正に乗り出しました。

ソノ記事を見た中等部の女子生徒は衝撃を受け、ココからは先生のコスプレ抜きのハレンチ学園さながらの展開になっていきます。

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今作の主演も、当然ながら夏純子。

でも、(見た目はともかくとして)普通に色んなことに興味がある中学生としか感じませんよ。

なので、東映の女番長シリーズや、日活の野良猫ロックシリーズみたいなズベ公映画と思って観ちゃうと、確実にガッカリすることでしょう。

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前作に出演していた松原智恵子や藤竜也のように、普段の日活作品で観られる俳優は岡崎二朗くらいなもので、

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他には婦人警官役の城野ゆき、

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警察署長の河津清三郎(出て来ただけで悪い役だろうと容易に想像がつき、もちろん期待に応えてくれる)、

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学園長の愛人でサウナを経営している應蘭芳(失神女優としての期待もソレなりに応えて、渚の歓喜ぶりをチラッと魅せてくれる)、

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夏純子の仲間には前作にも出演していた池戸良子など、

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同じく前作にも出演しており、夏純子とスケ番の座を争っていた後藤ルミは、今作では高等部の先輩として対立関係に。

(髪形が前作と違いますね)

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前作の博打対決みたいなのは、今作だと随分他愛もない意地の対決となっていたりで、かなりスケールダウンしています。

話の展開や作品としてのデキはともかくとして、ソレ以外の見所のほうがよっぽどスゴイ!

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まずは、少し前に実娘が人間活動にしばらく専念することを発表した藤圭子。

出演者と直接絡むことはないものの、歌唱シーンが堪能出来ます。

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もうひとり登場するのが、まさかの吉田拓郎ですよ。

映画の冒頭でも流れていた「青春の詩」が、本人の歌唱シーンで観れるとは。

どうやらエレックからデビュー間もない頃だそうで、とにかく超貴重な映像でしょう。

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さらには、寺山修二の天井桟敷がチラリと写っているのも貴重なんだそうです。

正直、誰が観ても楽しめるような作品ではないでしょうが、上に挙げたモノにピンとくるような方でしたら、ソレなりに楽しい時間を過ごせるんじゃないすかね。

一応、権力や体制に対して反抗する姿勢はバリバリとうかがえますよ。

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