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2010年8月16日 (月)

三池監獄 兇悪犯

1973年5月12日に劇場公開された、『三池監獄 兇悪犯』を観ました。

(同時上映は、『女医の愛欲日記』と『セックスドキュメント モーテルの女王』)

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今月の東映チャンネルにて放送されている本作品、名画座とかで上映される機会は度々あるようですが、未ソフト化で東映チャンネルで放送されるのも今回がはじめてなんだとか。

こういうレアな感じの作品には異様に興味が沸くんだよね(苦笑)。

なお、三池監獄っていうのは実際に福岡にあった施設で、懲役12年から無期懲役の重罪犯を収容し石炭採掘の労働を強制、牛馬の如く酷使して、遂には社会から抹殺することをもくろんだ監獄(東映チャンネルのHPより)らしいです。

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監獄で働かされている囚人には宍戸錠や、

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汐路章や伊吹吾郎、

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大木実、そしてピラニアンな面々が男祭りの如く刺青にフンドシ姿で酷使されております。

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看守には天津敏、

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戒護課長に金子信雄、

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鉱長に遠藤辰雄といった、いかにも悪役顔な方々のオンパレードですよ。

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そんな三池に、釧路集冶監からやって来たのは北海常と呼ばれる兇悪犯。

護送主任の山本麟一をデストロイしちゃうも、積荷が崩れて事故死ってことにするくらいは朝飯前の様子。

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そんな兇悪な男が男祭りに参戦するのですから、元から三池にいた連中も当然ながら面白くはないようです。

闇討ちを仕掛けるも、遭えなく返り討ちに。

ソレからは、多少は周りも静かになったようですが・・・。

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本作に登場するのは悪者ばかりですが、囚人よりは体制側であるはずの三池のほうにワル顔が集結するのがいかにも東映らしい。

ソレなら俺もとばかりに、安部徹も参戦してますよ。

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そんな感じなので女性率は限りなく低く、囚人のダンナに会いたいがばかりに天津敏にチョッカイ出されまくる堀越光恵や、

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脱走を試みるも失敗してしまい、3日間ほど拷問を受けてグッタリした鶴田浩二の湯たんぽ代わり!と付き添うひし美ゆり子と、序盤に囚人達に襲われるフンドシ労働者くらいです。

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一応は鶴田浩二と宍戸錠の対立構造がメインに描かれてはいるものの、実際は天津敏が主役と言ってもイイくらい活躍している気がするぞ(笑)。

バッドテイストな鶴田浩二が、破滅的で実録タッチな演出で暴れまわる・・・って感じにイマイチなりきっていないのがチョイ惜しいけど、随所に東映らしさを垣間見ることが出来る怪作ではあります。

あとは、前半にチョコッと挿入される小池朝雄のナレーションもゴキゲンでしたが、是非ともフンドシ姿での熱演も観てみたかったなぁ。

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