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2010年8月26日 (木)

まむしの兄弟 懲役十三回

1972年2月3日に劇場公開された、『まむしの兄弟 懲役十三回』を観ました。
(同時上映は、池玲子の女番長シリーズ第二弾『女番長ブルース 牝蜂の挑戦』)

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まむしの兄弟シリーズ第三作で、監督はシリーズ二度目の登板となった中島貞夫です。

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今作の監督起用に関しては色々とあったようですけど、もうひとつ色々とあったのが冒頭に何故か昭和十年と表記される時代設定なんだとか。

どうやらコレはお上の指示だったそうで、監督からすれば面倒ながらも渋々受け入れたものの、正直観ていても戦前って雰囲気ゼロだよね。

まあ、ソコが東映らしいと言えばらしいところですが。

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菅原文太演じるゴロ政がツトメを終えて出所すると、川地民夫演じる不死身の勝が迎えるというパターンが復活したのも本作です。

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ムショで知り合った兄弟分に会いに行く為に、東京行きの汽車に乗った二人でしたが、所持金を子供スリに持っていかれちゃいました。

子供スリを演じるのは、当時の天才子役として各所で才能を発揮しまくっていた雷門ケン坊。
(個人的にはチビラくんの声の主って印象が強い)

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なんやかんやと浅草に着いた二人でしたが、勝手が分からずブラブラしていると、ちょうど関西から来る予定の殺し屋を待っていた潮健児に迎えられ、浅草や吉原で接待される・・・。

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しかし人違いだと気付いた潮健児は途中でトンズラしてしまい、賭場でゴロマキまくった政は哀れ簀巻きにされ隅田川へ放り込まれ、勝は女郎宿で下働きという始末。

そして、何やかんやと浅草でゴロマく兄弟。

スーツを新調するも再度スリ被害に遭っていたので、ソレまで稼いでいた金が無くなって東竜会のチンピラと一悶着。

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ソコに現れたのが、当初政が捜していた兄弟分でした。

弥之助(天地茂)によって救われたまむしだけど、

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今度は東竜会からの借金で追われていた情夫(村井国夫)と、

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密かに政が気に入っていたレビューガールの雪子(光川環世)の駆け落ち騒動に巻き込まれる。

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まむし周辺には常に何か起こりながら、クライマックスでは騒動の元凶である東竜会に乗り込んで・・・。

というか、実際は全ての元凶は浅草に来ちゃったまむしって気もするが(苦笑)。

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文ちゃんや天地茂だけでなく、今作にはアラカンやハンサムタワーズ仲間の高宮敬二などが出ているので、

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どこか新東宝の香が作品から漂っています。

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あとは、小池朝雄も出演しておりますが、ココでは幾分演技が抑え気味なのが惜しい。

(どうも天津敏の代役として出たらしく、さらに村井国夫の役も当初は荒木一郎の予定だったみたいです。)

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個人的に一番グッときた場面は、子供を捨てて駆け落ちするも、結局一人で戻ってきた光川環世と、一度は捨てられてしまった子供に自らの境遇を投影して、残された子供を育てる決心をした政の対立する姿を見かねて、政に子供を親に帰してと諭した三島ゆり子・・・ってところでしたね。

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