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2010年7月14日 (水)

北陸代理戦争

1977年2月26日に劇場公開された、『北陸代理戦争』を観ました。

(同時上映は、『ピラニア軍団 ダボシャツの天』)

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東映実録路線を引っ張った深作欣二監督が最後に制作した実録路線の作品となったのが、『北陸代理戦争』です。

コノ作品が完成するまでに様々なアクシデントが起こり、公開ギリギリまで撮影したとか、当初の主役に予定していた俳優が出演しなかったり(元々は仁義シリーズにしたかったらしい)と色々あるなかで、

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やはり一番大きかったのは渡瀬恒彦の事故でしょう。

予告編ではハッキリと恒彦の姿が映っており、ソレによって出演部分の差し替えをしなければならない緊急事態に。

そんな究極の状況下で制作されたせいか、ただでさえテンションの高い深作作品でも最上級のバッドテイストな作品に仕上がりました。

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舞台は北陸。

冒頭から、約束をなかなか遂行しない組長(西村晃)を雪中に埋めて、

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こんな感じで脅しています。

今の状況を何とかせねばと、西村晃は弟分のハナ肇に相談を持ちかけ、

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大阪の組に相談。

相談を受けているのは、千葉真一ですよ。

ちょうど北陸進出を目論んでいた千葉ちゃんにとっては渡りに船状態。

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全ての騒動の元になっているのは、今作の主演である松方弘樹の狂行でした。

そんな松方は闇撃ちに遭ってしまい、死にかけるも何とか生き延びて、

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小料理屋の女将の野川由美子と、弟の地井武男の実家に匿われて療養します。

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二人には妹もいて、

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高橋洋子と松方が何だかイイ雰囲気になってますよ。

復活した松方は、とりあえずハナ肇の左手をブッタ切り、ムショ行きに。

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ムショで知り合った伊吹吾郎に、結局北陸は千葉ちゃんの組に制圧されたということを教えられ、オラの北陸を取り戻す決心をする。

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(ちなみに、伊吹吾郎が恒彦の代役)

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オツトメを終えた松方は、伊吹と矢吹二朗と組んで北陸を取り戻すために行動を開始します。

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千葉ちゃんのワンパク振りに手を焼いていた遠藤太津朗や成田三樹夫ら大阪の勢力を味方につけて、

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とにかく暴れまくりますよ。

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他にも野川由美子が遠藤太津朗の情婦となって任せられた店で榎木兵衛が暴走(笑)したり、松方と合体した高橋洋子がチイチイや稔侍他チンピラに襲われてしまい、ソノ報復にチイチイを刺しちゃったり、怒りの松方がショベルカーで曽根将之(晴美)らが乗る車を派手に爆破したり、千葉ちゃんが警察に捕まったりとゴキゲンなシーンが連発し、

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とうとう驚愕のクライマックスです。

詳細は控えますが、ココの撮影で恒彦はケガしちゃったのだとか。

(作中では矢吹二朗に代わっています)

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松方の飢えた狼的な魅力が存分に炸裂しているのは当然ですが、深作実録路線にしては珍しく女優のウエイトも高くなっており、野川由美子と高橋洋子も大活躍しております。

今作の撮影後、松方のモデルとなった実在の組長絡みの事件が起こってしまい、ソレが実録路線から深作監督が離れていった原因になっているとかいないとか・・・。

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